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トークイベント「『Hackability of the Stool』講評会―中山英之氏をお迎えして」(代官山蔦屋書店)

代官山蔦屋書店で開催中の「Hackability of the Stool スツールの改変可能性」の出版記念フェアに合わせて、トークイベントを開催します。

2022/03/28 (月) 19:30 - 21:00
*このイベントはオンライン、来場参加がお選び出来ます。
(会場参加 ¥1,800、オンライン参加チケット ¥1,400、ほか書籍とセットのチケットもご用意がございます)

【イベント情報詳細およびチケットご購入】
https://peatix.com/event/3201542/view

元木大輔 / DDAA LAB作品集『Hackability of the Stool スツールの改変可能性』刊行記念トークイベント「『Hackability of the Stool』講評会―中山英之氏をお迎えして」

気鋭の建築家・元木大輔(1981-、DDAA代表)による『Hackability of the Stool スツールの改変可能性』は、アルヴァ・アアルトの名作椅子「Stool 60」をモチーフに、最大公約数なデザインの過程で削ぎ落とされてしまった、多様で、ニッチで、ささやかな機能を付加することで、その機能の拡張を探求したプロジェクトです。本書は、実際に制作された100脚の写真に加え、330点余りのスケッチを一挙に収録しています。
またアルテックの協力によりアアルトの「L - レッグ」をめぐるアーカイブ写真の掲載が実現、これらはZineやリトルプレスのシーンで人気のリソグラフで印刷し、その表情が楽しい仕上がりとなりました。
本書の冒頭には、元木による書き下ろしの小論文「『原っぱ』は設計できるか?─『Hackability of the Stool』の先にあるもの」を収録します。さらに3本の対談、水野祐(弁護士)「モダニズムとオープンソース」、甲斐貴大(studio arche代表)「手を動かすと考えるの往復」、角田和也(DDAAスタッフ)「アイデアの出し方―331のスケッチを振り返る」を通して、「Hackability of the Stool」のオモテとウラを語り尽くします。
書籍をスツールに、表紙の厚紙を「アタッチメント」に見立て、あえて書籍本体と表紙を接着しない造本は、デザイナー高室湧人によります。アタッチメントを外すと、シンプルなPUR製本の書籍が「白い塊」としてあらわれます。その存在からは、「書籍とは」「建築とは」という知的な問いかけにも誘われるようです。
今回のトークイベントでは、元木が「家具から建築まで幅広い知識と感性に共感かつ憧れを抱いている」という建築家・中山英之氏をお迎えし、『Hackability of the Stool スツールの改変可能性』の講評をいただきます。まったく予測のつかない二人のトークの行方をどうぞお楽しみに。

  • 元木大輔 / DDAA LAB作品集『Hackability of the Stool スツールの改変可能性』